ITパスポート

ITパスポートは意味ない?取得メリットを経験ベースで語ります

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フォ吉
フォ吉
未経験からエンジニアになるために資格を取るってどうなのだろうか?

よくネットではITパスポートは簡単すぎるから取っても意味がないと書かれているのを見かけるが…

ピンク先生
ピンク先生
未経験こそ積極的にITパスポートの勉強をしよう!

資格そのもののメリットも大きいし、試験範囲もエンジニアにとって大切なことばかりだよ

こんにちは、梯はしこです。

初心者向けIT系資格の代表格ともいえる「ITパスポート」。

  • 四択問題のみ(記述問題なし)
  • 過去問と似たような問題が多い
  • 合格率は毎年平均して50%前後
  • 問われる内容はエンジニアであれば「知っていて当たり前の知識」ばかり

上記のような理由から、「ITパスポートは持っていても意味がない」という意見をネットでたびたび見かけます。

私はエンジニア転職活動中にITパスポートを取得しましたが、転職活動~エンジニア1年目くらいまではこの資格の恩恵を感じる場面がありました。

本記事では私の体験をベースにしつつ、ITパスポートを取得するメリットについて解説していきます。

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ITパスポートの勉強をするメリット

まず、ITパスポートを勉強するメリットを解説します。

ITパスポートを取得するメリットではなく「勉強する」メリットです。私が思うに、ITパスポートの学習には次のメリットがあるかと。

  1. これからやろうとしている仕事の流れがわかる
  2. 転職時に評価してくれる会社が一定数ある
  3. 上位資格やベンダー資格に挑戦する際の下地となる
  4. 将来的にどこへ向かえばいいのかの指標として役立つ

順番に解説します。

これからやろうとしている仕事の流れがわかる

私は未経験の頃、IT知識が皆無でした。

「エンジニア」の仕事内容がピンと来ない。

はしこ
はしこ
ロボットを作る人?

それともWebサイトを作る人?

とりあえずプログラミング学習をしているけれど、いざエンジニアになったとして、ひたすらプログラミングだけしているわけではないはず。

そもそもプログラミングでif文やforは書けるようになったけれど、具体的にこれを駆使して何を作っていくのだろう…。

そんな感じで、そもそも自分が何者になろうとしているのかがよくわかっていない状態でした。

フォ吉
フォ吉
よくそれでエンジニアになろうと思ったな

システムエンジニア(プログラマー)とはそもそも何をすればいいのか。その答えが、ITパスポートのマネジメント分野に書かれています。

ITパスポートは範囲が広いため、どこから手を付けたらいいかわからないかもしれません。その場合は、まずマネジメント分野から学習することをおすすめします!

全体的な仕事の流れが掴めますし、就職してからも「今はテストをする工程なんだ」「設計書ができたから、プログラミングするぞ」といった風に、やるべきことが把握できるようになるはずです。

転職時に評価してくれる会社が一定数ある

ITパスポートは簡単すぎるから意味がない。

ネット上ではそんな意見をたまに見かけます。

確かに、誰もが知っている大企業だとか、今をときめく「つよつよ」ベンチャー企業などでは、あまり評価されないかもしれません。

ですが、少なくとも未経験者や経験の浅いエンジニアの採用に積極的な企業であれば、ある程度は評価してくれるのではないかと思います。

私が未経験で入社した会社でも、面接時にITパスポートの話題が出ましたが、入社前に取得していることに対して好意的に受け止めてくれている感覚がありました。

上位資格やベンダー資格に挑戦する際の下地となる

ITパスポートはIPAという団体が主催している国家資格です。IPAの資格はITパスポート以外にも次のようなものがあります。

  • 情報セキュリティマネジメント試験
  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験
  • 情報処理安全確保支援士試験
  • ITストラテジスト試験
  • システムアーキテクト試験
  • プロジェクトマネージャ試験
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • データベーススペシャリスト試験
  • エンベデッドシステムスペシャリスト試験
  • ITサービスマネージャ試験
  • システム監査技術者試験
フォ吉
フォ吉
結構いろいろあるんだな

ITパスポートと情報セキュリティマネジメントがレベル1とするならば、基本情報技術者がレベル2、応用情報技術者がレベル3。そのほかがレベル4とされています。

私がITパスポートを取得した際、未経験~エンジニア1年目くらいまではいろいろと恩恵があると感じました。

しかしエンジニア2年目、3年目になるとITパスポートレベルの知識は知っていて当然とされるため、資格を取得していること自体の恩恵はなくなっていきました。

そこで、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験に挑戦したのですが、ITパスポートの知識貯金がなければ2倍・3倍時間がかかっていたと思います。

また、ベンダー系の資格に挑戦する際にもITパスポートの知識は役立ちます。

私は最近ORACLE MASTER BronzeというOracle Databaseの基礎的な知識を証明するベンダー資格に挑戦すべく勉強中です。

こちらはデータベース関連の資格ですが、ITパスポートレベルの知識は当たり前にあるものとされ、参考書を読んでいても前提知識としてさらーっと流れていきます。

はしこ
はしこ
IPA試験だけではなく、ITパスポートはいろいろなIT資格の下支えになってくれるはず

将来的にどこへ向かえばいいのかの指標として役立つ

エンジニアと一口に言っても、実際にはさまざまな種類(?)があります。

私はシステムエンジニアとして働いており、おもにWebシステムそのものに関係する仕事をしています。

  1. JavaやPHPなどのプログラミング言語でWebシステムを作ったり、機能追加したり、バグを直したりする
  2. Webシステムからデータ操作(閲覧、登録、更新、削除)ができるようにSQLを書く
  3. その他上記1、2の前後に調査、資料作り、テストなどをおこなう
はしこ
はしこ
私の日々の業務は、だいたいこんな感じです

ほかにも、IT系の仕事にはさまざまなタイプがあります。

  • プログラマーを指導したり、スケジュール管理したりする人
  • ネットワークを管理する人
  • データベースを管理する人
  • お客さんとやり取りをして「どんなシステムが必要か」を決める人
  • IT知識を活かして営業する人

などなど…

未経験のうちからITパスポートの勉強をしてみることで、ITの中でも、自分の好きな分野、苦手な分野がある程度は見えてくるかと思います。

勉強していくうちに、

フォ吉
フォ吉
僕はネットワークが結構好きかもしれないな…

なんてことがあるかもしれません。

この場合、フォ吉はネットワークエンジニアとしてのキャリアを考えてみることもできるようになりますね。

ITパスポートの勉強をすることで自分の「好き」「得意」が見つかれば、それに沿ったキャリアを早いうちから考えていくことができるようになります。

私がITパスポートを取得して得た恩恵

私は職業訓練校に入学して1か月が経った頃にITパスポートを取りました。

職業訓練校に入学して5か月ほどが経ち、ちょっとしたポートフォリオとITパスポートだけを武器に就職活動を開始。

就職活動時からエンジニア1年目くらいまでは、

はしこ
はしこ
取ってて良かったITパスポート!

と感じる場面が多くありました。

ちなみに、このときの経験をもとに狐小路フォ吉の日常6話を書いています。

突然ITパスポートを取れと言われ【6記事目】ここで、僕が入学した職業訓練校の学習内容について説明しておく。 期間は半年間。Web系のITエンジニアになるために必要な、HTML...

面接時の受けが結構良かった

こちらは先ほども書きましたが、面接時にわりと評価された手ごたえがありました。

社長
社長
あ、ITパスポート持ってるんだね
はしこ
はしこ
はい、職業訓練校で学習中に取得いたしました
社長
社長
なるほどなるほど(ニコニコ)

といった感じで、「ITパスポート持ってるんだ!凄いね!偉いね!」とまではならないまでも、どことなく嬉しそうにされたのを覚えています。

その後この会社に採用してもらい、晴れて正社員に。

ITパスポートを持っていたから採用となったわけではないと思いますが、加点評価には繋がった感触がありました。

  1. 未経験の採用に積極的
  2. SES系の企業(現場で働くタイプの会社)

上記の条件に当てはまっている会社は、資格を評価してくれる可能性が高いように思います。

特にSES系の会社では、実際に働く現場を決めるための面談をすることになりますので、その際にも資格があったほうが有利になります。会社としても現場が決まりやすい人を採用したいので、資格取得に積極的な姿勢は評価されます。

「ITパスポートを受験せよ!」というプレッシャーからの解放

私が入社した会社では、入社後すぐに社内研修がスタートし、研修終了時にはITパスポートを取得しているようにと命じられました。

誰にでも当てはまるITパスポートの恩恵ではありませんが、私にとってはこの「ITパスポートを取得せよ」プレッシャーから逃れられたのはわりと大きなメリットだったかなと思います。

職業訓練校で勉強してきたとは言っても、それは本当に初歩の初歩。

実際に入社してから学ぶ内容とはレベルが違いました。毎日知らない言葉のオンパレード。「それってどういう意味でしょうか」と聞いても、それに対する回答もよくわからない。

そして研修のメインとなっていたのはJavaだったのですが、当時の私にはちんぷんかんぷんでした。帰宅してもJavaの勉強に追われる日々。

そのような状態で、ITパスポート取得に向けて勉強するのはかなり大変だったのではないかと思います。

知らない言葉に出会ったときに参考書の存在に助けられた

入社後研修では、先輩や上司の言っている言葉の意味がわかりませんでした。質問するわけですが、それに対する回答もよくわからない。圧倒的に知識不足でした。

フォ吉
フォ吉
せっかくITパスポートを取っても、全然身になっていないなら意味ないのでは

フォ吉の言う通り、本当であればしっかり知識を身に着けて先輩の言っている言葉をすぐに理解できれば最高です。

しかしながら、すべてを自分の血肉にするのはやっぱり大変。

それでも、ITパスポートを勉強していたことで、

先輩
先輩
〇#&””*+;…
はしこ
はしこ
(よくわからないけど…マネジメント系の話だな)
先輩
先輩
~¥’’&%…
はしこ
はしこ
(よくわからないけど…データベースのところあたりに何かヒントがありそうだ)

このように、「ITパスポートでいうと、どのあたりの分野の話をされているのだ?」というところまではわかったので、あとは研修後に参考書で調べ学習開始。

なかなか1回では覚えられませんでしたが、辞書のようにITパスポートの参考書を使用することで、少しずつ理解していくことができました。

はしこ
はしこ
これはITパスポートを取得した恩恵というよりも、勉強していた恩恵ですね

未経験でもITパスポートがいらない人

ITの基礎知識を網羅できる資格・ITパスポート。

主催元のIPAによると試験の狙いは次の通り。

この試験の狙いは、すべての社会人が備えておいてほしい情報技術の基礎知識を受験者に習得していただくことにあります。
技術系の社会人、理系の学生だけではなく、事務系の社会人、文系の学生なども対象としています。
試験に合格すると、職業人として備えておくべき、情報技術に関する共通的な基礎知識を習得したことを国が証明します。

引用:ITパスポート試験

そのため、未経験からエンジニアを目指すのであれば絶対に勉強しておくべき!と言えるでしょう。

勉強は必須としても、わざわざ資格まで取る必要はあるのかと言うと、場合によってはほかのことに時間を使ったほうが有意義な場合もあります。

私が考える、ITパスポートを取得する必要はないかな、と思うのは次の人。

  • プログラミングがつよつよの人
  • 基本情報技術者試験など上位試験に合格している人
  • おまけ:資格報奨金がもらえる会社への入社を考えている人

順番に見ていきましょう。

プログラミングがつよつよの人

IT業界において、資格はまったく評価されないとは言いませんが、やはり実務経験のほうが評価されます。

未経験の場合は実務経験がないので、

  1. 資格
  2. ポートフォリオ
  3. コミュニケーション能力

この辺で勝負することになるはず。

そしてこのうち最も評価されるのは何かというと…

はしこ
はしこ
資格の難易度、ポートフォリオの完成度、会社の体質によって異なります

身も蓋もない回答になってしまいました。

ITパスポートは難易度的にはそこまで高くないとされています。

そのため、「プログラミングがめちゃくちゃ得意よ!」ということであれば、ポートフォリオの制作に集中したほうが効率的かと。

特にWeb系の受託や自社開発がメインの会社を検討しているのであれば、「どれくらいコードを書けるのか」を重視される傾向があります。

ただしこういった「資格は別にどうでもいい。書けるか、書けないかだ」という会社は求められるハードルが高いので、採用されるまでも、採用されてからも結構大変であることは覚悟しておいたほうが良いでしょう。

はしこ
はしこ
当ブログのモットーである「最低限の努力で最低限のスキルを」は通用しなさそうだな…

基本情報技術者試験など上位試験に合格している人

ITパスポートがレベル1とするならば、レベル2に基本情報技術者試験、レベル3に応用情報技術者試験があります。

この3つの資格は範囲が大きく変わるわけではなく、むしろ範囲自体は同じと考えてもいいくらいかぶっています。範囲の広さではなく、問われる内容の深さが変わってくるイメージです。

そのため、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験に合格しているならば、ITパスポートのレベルは間違いなく到達しています。

就職時においても、ITパスポートよりも難易度の高いこれら上位資格のほうが評価されます。

フォ吉
フォ吉
基本情報技術者や応用情報技術者があれば、ITパスポートはなくても平気ってことですな

おまけ:資格報奨金がもらえる会社への入社を考えている人

最後におまけです。

IT系企業では、資格を取得するとお祝い金がもらえたり、資格手当がもらえたりする、資格報奨金制度を導入している会社があります。

入社前に持っていた資格は資格報奨金制度の対象外となる場合が多いかと思いますので、こういった制度がある会社に入社する場合、入社してからITパスポートを取るのも選択肢の1つかと。

もちろん未経験からIT企業に転職した場合、最初は覚えることも多くてめちゃくちゃ大変なことも多いはず。

入社前にしっかり勉強しておいて、

はしこ
はしこ
いつ受験してもITパスポートに合格できるぜ!!

という状態に仕上げておきましょう。

そして入社後サクッと資格を取ってしまう。

フォ吉
フォ吉
ただし転職活動時に何も武器がないとちょっとつらいので、その辺はどのような戦略をとるか考えて判断する必要がありそうだな

まとめ

フォ吉
フォ吉
ITパスポートを取得することは、未経験からの転職で有利になる場面も結構あるんだな
ピンク先生
ピンク先生
ITパスポートはその名の通り、IT業界へのパスポート!

絶対に知っておきたいIT知識を網羅しているから、資格そのものはもちろん、勉強したことは絶対に無駄にならないよ!

今回は「ITパスポートは価値のある資格なのか?」ということを解説しました。

私は、未経験からのエンジニア転職には、間違いなく役立つ資格だと考えています!

資格そのものによる恩恵もありますが、勉強することで得られる知識は、仕事をする上で非常に役立つものばかり。

上位試験への挑戦やキャリアアップなど、次のステップに進む際にも、ITパスポートレベルの基礎知識たちは強力にアシストしてくれます。

未経験からエンジニアに挑戦したい方は、ぜひ最初の一歩としてITパスポートに挑戦してみてください!

はしこ
はしこ
終わります!ありがとうございました!
狐小路フォ吉LINEスタンプ発売中
フォ吉
フォ吉
狐小路フォ吉である

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フォ吉
フォ吉
よろしくお願い申し上げる